みなさんは一日にどれくらいの時間座っていますか?ジムに行く、毎朝ランニングするなど定期的な運動習慣はありますか?
シドニー大学などの調査によると、日本人は1日420分(7時間)と座っている時間が世界一長く、これは世界平均を2時間も上回っています。

出典:産経新聞
この記事を書いている私は、もちろん今も座っていますし、在宅ワークが増えた影響で通勤の必要が無くなったため家にいる機会が増えて、座っている時間が増えてしまいました。(スマホのアプリで確認したところ、1日家から出ない日は約100歩しか歩いていませんでした…。)
そしてこの「座りすぎ」であることは、肩こりや腰痛、痔といった直接的には命に関わらないものだけでなく、糖尿病・高血圧・がんなどといった重大な健康リスクにも繋がるという発表や研究は、WHO(世界保健機関)を始め国際会議でもデータが公表されています。
体の中で一番大きな筋肉である太ももの大腿四頭筋が動かないことで血流が悪くなり、血液循環のリズムが崩れると高血圧や動脈硬化の危険性が高まるといった具合です。
<参考:「座り過ぎの日本人」-スポーツ庁>
長時間座ったままでいて、足先の冷え性やむくみに悩んでいる方も多くいると思います。テレワークやステイホームで、自宅で座って過ごす時間が増えたことで、自宅に居ながらにしてエコノミークラス症候群になってしまう場合もあるそうです。
座り過ぎによる健康リスクを避けるために、定期的な運動が必要ですよね。ただ、いきなり運動習慣を付けようと思ってもなかなか続かないもの。例えば週に3回はウォーキングしようとか、1時間に1回はスクワットをしようとか、続いたためしがありません。
そこで、「自宅でも簡単にできる運動はないか」と調べてみたところ、座りながら運動できる「あしふみ健幸ライフ」を見つけました。
この記事ではメーカーに取材を行い、口コミの真偽や開発秘話、使い方など「あしふみ健幸ライフ」について詳しく解説していきます!


健幸ライフ株式会社にて営業を担当
誰にでもできる「あしふみ運動」を日本中に広めたい!という強い想いを持ち、実演販売などでのわかりやすい説明に定評がある。
「膝や腰に痛みを抱えている高齢者に限らず、様々な世代の運動不足解消に寄与できると考えています。」
目次
あしふみ健幸ライフとは
自宅やオフィスでも手軽にできるゆらゆら運動で、運動不足や座りすぎによる健康リスクの解消など、様々な効果が期待できます。電気も使わず、机に座っている際に足を乗せて、無意識にゆらゆら動くだけなので、「運動に努力がいらない」というのも大きな魅力のひとつ。
あしふみ健幸ライフのゆらゆら運動は、テレビを見ながら、デスクで作業をしながらなど座っているついでに行える運動なので、子どもから大人まで家族全員で使うことができます。
あしふみ健幸ライフのメリット
- 座り過ぎ(運動不足)対策ができる
- 血行が良くなり、むくみ・冷え性対策ができる
- 脳神経の伝達刺激ができる
- 股関節などリハビリやウォーミングアップができる
あしふみ健幸ライフの口コミ
あしふみ健幸ライフの良い口コミ



あしふみ健幸ライフの悪い口コミ



手軽に行える運動で、良い口コミが目立ちました。しかし、中には「重量がある」「靴下で乗ると滑りやすい」「価格が高い」といった悪い口コミも…。
そこで、特に悪い口コミの真相を確かめるべく、健幸ライフ株式会社の園田さんに取材を申し込み、お話を伺ってきました!

あしふみ健幸ライフの気になるポイントについて取材

健幸ライフ株式会社にて営業を担当
誰にでもできる「あしふみ運動」を日本中に広めたい!という強い想いを持ち、実演販売などでのわかりやすい説明に定評がある。
「膝や腰に痛みを抱えている高齢者に限らず、様々な世代の運動不足解消に寄与できると考えています。」

突っ込んだ質問もしてしまうかと思いますが、よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。
デザイン・重さについて

商品の構造や重さについてこだわっている部分について教えていただけますか?

足を乗せて使うという都合上、軽すぎると足を乗せた時に器具が動いて安定しないという理由から、この重量となっています。
構造につきましては、例えばペダル漕ぎなどの運動器具と違い、体に負担がかからず努力いらずで継続できるというコンセプトのもと、木製の半円を組み合わせた構造になっております。

商品のデザインについてこだわっている部分を教えてください。

焼き印は片面のみですので、インテリアとしてなじみにくいとお感じになった際は焼き印の無い方をインテリアに合わせて頂ければと思います。
その他デザインに関しては、
42cmというサイズは足を乗せた時に楽に乗せて踏めるサイズはどのくらいか?というのを弊社で研究して決定いたしました。
また、溝付きタイプと計測器付タイプに関しては、質と堅さにこだわった結果、小国杉という九州の寒い山の中で60年以上経過しているものを使用しています。いわゆる名木と呼ばれる木を採用しております。こちらはニスなどの塗装をあえてしておらず、足を乗せた際に無垢材の温かみを感じて頂けるようこだわっております。
あえて色などは付けず、木材本来の温かい色味を前面に出しておりますので、心が落ち着くようなそれでいてお部屋になじみやすい仕上がりになっております。

使い方について

自然と足が動く構造について、こだわっている点を教えてください。

脳神経伝達刺激が発生しますので、これを使い始めてからスムーズに言葉が出るようになったというお声も多数頂いております。

いわゆる貧乏ゆすりの状態ですね!
また、活発な子どもには物足りないという口コミがありました。
お子さまに使用する際、おすすめの使い方やタイミングがあれば教えてください。


「使用中に足がずれてきてしまう」という口コミがありましたが、使用する際の注意点や商品タイプごとの違いを教えてください。

素足では滑らずお使いいただけるのですが、靴下やストッキングなどを履いて使用すると滑りやすくなってしまいます。そちらを改善する為に器具の両端に溝を彫った滑り止めタイプというのを開発させて頂きました。
以下は、各タイプ毎の特徴です。
無垢木ノーマルタイプ | 小国杉という木材を使っております。九州大学の研究では、小国杉の肌触りと香りが免疫力アップに良いという研究結果が出ております。 ニスを塗っていない無垢材なので、木が呼吸する吸湿効果が期待できます。部屋に置いておくだけで空気を正常に保ってくれます。 |
溝タイプ | ノーマルタイプと同様、小国杉を使用しています。 滑りにくくするために、木材に溝を彫っております。溝があることによって半永久的に滑り止め効果を発揮するだけでなく、足の裏が刺激されて気持ちが良いとご好評いただいております。 |
計測器付きタイプ | 溝タイプに、何回やったか分かる計測器が付いているタイプです。「何回やったか分かる方が日々の励みになる」とのお声をいただいましたので、2年間掛けてあしふみに合った物を開発致しました。 何回やったか以外にも、何分やったか、何カロリー消費したかまで測定でき、さらにそのデータを90日間保存できます。10分で約10カロリー消費できますのでダイエット目的でも使用できますし、データも90日間保存できますので例えば、この日はあまりやってないから明日は頑張って多めにやろうみたいな目安にもなるとのことでご好評いただいております。 弊社の商品は一度買ったら一生使える一生物なので、どうせ買うなら良いものが使いたいということでこちらのタイプが1番人気の商品となっております。 |

消費カロリーなどがわかって、データも保存できる「計測器付きタイプ」は特に楽しみながら続けられそうです。
効果について

あしふみ健康ライフを使い続けることでどのような変化が期待できますか?

血液は体の細胞に酸素や栄養を送り届け、細胞に溜まった老廃物を回収する役割がありますので、体の隅々まで細胞の健康状態が良くなる、いわば病変部の回復を促す効果が期待できます。
実際に使用中の血流量の変化を測定したデータもございます。
※足は血流が5~6倍、頭の血流は2~3倍(自社調べ)

さらに、電動ではなく自らの意思で足を動かしますので、脳から足への神経伝達刺激(脳神経伝達刺激)が発生します。脳神経伝達刺激は認知症などの脳の病気の予防・改善に効果があると言われておりますので、使い続けることで認知症改善効果も期待できます。弊社に届いたお客様の声でも「認知症で言葉が出なかった母がスムーズに喋るようになった」と頂いております。
脳にも血液を送り届けられますので、集中力アップ効果も期待できます。実際に弊社で測定した血流量のデータでもあしふみを開始すると脳の血流量がアップしております。


効果には個人差がございますので、どのくらいというラインを引くことが難しいのですが、例としては杖をついて歩いていたご高齢者の方が、3ヶ月使用することで杖なしで歩ける様になったとのお声を頂きました。


冷え性・足のむくみ・しびれには特に効果が判りやすく、むくみは数分踏むとミルミルと引いて行く、足の冷え性は5分ほどでポカポカしてきます。


机に置いて、両手を組んだ状態で器具の上に置いてユラユラしていただくと肩こりの解消効果を期待できます。
机に置いて、立った状態で手の平を乗せます。そして指と指が向き合うように手を内側に向けていただき、上から押しつぶすように力を込めてユラユラして頂くと二の腕に力が入った状態で動かせますので二の腕の引き締め効果が期待できます。

ちょっとした合間時間にできそうな運動なのも助かります。
価格について


商品は、小国杉など木材にこだわっており、さらにその木材を複雑な形にくりぬいて作成しております。機械では対応できないため、職人さんが1つ1つ手作業で行っておりますので、適正と判断して、こちらの価格に設定させて頂きました。
お客様からは「最初見た時は積み木みたいで数千円かと思った」と言われますが、あしふみの効果をご理解いただいた後はこれは5万でも安いねとのお声もよく頂いております。
半永久的に使えるものですが、仮に5年しか使わなかったとしても1日8〜20円ほどで座ったまま血行を良くする運動をできる仕組みを手に入れることができます。

壊れそうなものでもないので、この先ずっと使うことを考えると特別高いわけでもないなと思いました。
イチオシポイントについて


踏むたびに音がするのが気になるという声があれば、どうすれば音がしなくなるか考え、下の台の突起を木材から樹脂に変更し静音化いたしました。ここで相性の選定に数十種類の材料を試しました。
昔はニスを3度塗して今よりも光沢がありツヤのある仕上がりでしたが、滑るという声が余りにも多かったため、どうすれば滑らなくなるか考え、ニスでは無く樹脂を塗ったりして試行錯誤して、結果ニスを2度塗りにすると滑りが抑えられるということを発見して改良しました。
試作段階では下の台は無い状態でしたが、上の半円だけだと器具が徐々に動いてずれてしまったのでどうすればその場に固定できるか考え、下の台を開発致しました。
一見シンプルですが最初から今の形ではなく、様々な苦労を経て今の形となっております。
「足を乗せてゆらゆらするだけ」のあしふみ健幸ライフは「面倒・時間が無い・一大決心がいる」という、運動しない理由ランキングトップ3をクリアしています。

例えば金魚運動器・EMSマットなど、他の運動器具との差別化ポイントについて教えてください。

その他電動ではないペダル漕ぎやステッパーとの違いは、負荷が掛からないことです。ステッパーやペダル漕ぎは椅子の下に置くものではないので、その置いてある場所に行って負荷のかかる疲れる運動をさあやるぞという一大決心をしてやることになるかと思います。努力が必要なんです。だから運動が長続きしません。
あしふみは、普段よく使う椅子の下に置いておくことができ、デスクワーク中などに足を乗せてユラユラするだけです。負荷が掛からず努力がいらないので継続する事が出来ます。

あしふみ健幸ライフは、特にどんな人に合っていますか?

・老人ホーム、リハビリ、ウォーミングアップ
・脳梗塞、車椅子リハビリ
・デスクワーカー(むくみ、冷え性、肩こり、腰痛、頭痛)
・受験生(運動してから暗記すると記憶量は25%向上する)
・妊婦さん(転倒問題、運動不足)
・読書好き
・変形性股関節症リハビリに最適(股関節を楽に解せる)

本日はありがとうございました!

あしふみ健幸ライフを実際に使って検証レビュー
取材を通じて開発秘話など伺ったので、この丸っこいフォルムが可愛らしく思えてきました(笑)。ここからは、実際にゆらゆら運動を体験してみようと思います。
- 使い方
- 動かしやすさ
- 重量
あしふみ健幸ライフの使い方
- 椅子の正面にあしふみを置く
- 膝関節が90~100°開くくらいの距離で、あしふみに両足を乗せる
- 両足を器具の端から小指がはみ出るくらいまで開く
- 早すぎず、遅すぎず、ハンモックに揺られるように楽に踏む。高さ10cm以上踏むとより筋肉を動かす効果が期待できます。
無意識にゆらゆら動く
自動で勝手に動くわけではないので、動き出す際には軽く踏む必要があります。スマホをいじりながら、本を読みながらゆらゆらしていると、目の前のことに集中するので次第に足の動きは無意識になっていき、気付いたら足が勝手に動いていました。
普段はじっとしているとむくんだり足先が冷えてくるのですが、血流が良くなったからか、むくみも冷えも感じませんでした。
ちょうど良い重量感
重くて持ち運びしづらいという口コミがありましたが、これ以上軽かったらゆらゆらしているときに不安定になったり、土台が動いてしまうと思います。重量は1.5kg程度なので、片付けで持ち運ぶ際にも特に気になるほど重いなとは感じませんでした。
あしふみ健幸ライフの購入方法
あしふみ健幸ライフは公式サイトで購入可能です。Amazon・楽天では販売されていませんでした。
公式サイトでは無垢木ノーマルタイプ以外にも溝タイプ・計測器付きの取り扱いがあります。
公式サイト | |
無垢木ノーマルタイプ | 20,000円(税込) |
溝タイプ | 25,000円(税込) |
計測器付き | 38,000円(税込) |

まとめ
木製で体に優しく、現代人の「座り過ぎ」による健康リスクを軽減してくれる「あしふみ健幸ライフ」。在宅ワークやステイホームが増える中、運動不足を解消するために老若男女使えるアイテムでした。
いわゆる「貧乏ゆすり」の動きは、血流を促して冷えやむくみといった足の問題から、暗記や勉強時などに記憶力・集中力をアップさせるといった脳の働きまで作用すると言われています。
あしふみ健幸ライフはEMSと違い身体に電気を流すわけでもなく、ステッパーや金魚運動器のようにわざわざ運動のために時間を確保しなくてはいけないようなものでもないので、心身ともにリスクなく使えるのではないでしょうか。